乙女鉱山山梨市側の調査を行いました。
乙女鉱山山梨市側の調査を、今年初めて行いました。継続調査として、台風などの影響を受け、現状がどうなっているかを確認するためのものです。
今回の調査では、埼玉県埋蔵文化財事業団の主査をされている方が二人参加されました。「IMAGE2013」特別展を通して縁をもったもので、水晶遺跡を発掘するなどの活動をされているので、今後も連携が期待されます。
また、地元山梨市の商工会青年部の代表の方も参加されました。地元の関心が高まることが願われます。
ゲートから坑道に向かう途中の林業管理用道路。
昨年以上に荒れており、修復などは行われていない様子。とても車が入れるような状態ではない。
初めて参加した参加者は、ここに車が通れたことが想像できないとの感想も。
B抗アーチ
少しづつ崩壊が進んでいるようで、アーチ部分も細くなっている。周囲も崩れてきている。
この写真では分からないが、アーチの下から抗木に向けて、以前は崖状だったのが、歩いて降りれるような感じ。(実際には崩れそうで、歩いては下りれない。)
B抗の上にある石碑。
山の神を祭ったと思われる石碑。以前は祠もあったとの証言もあるが、現在は見当たらない。
正面の文字は読めなかったが、裏面には明治三十九年建立の文字が読める。
A坑の上部。
坑道が崩落してしまい、樹木が倒れてしまっているのが、今回確認された。(坑道内部にあった、ドーム状の部分と思われる。)
A抗内部。
崩落して、完全に埋まってしまってるのが良く分かる。
右側の坑道からは水が勢い良く流れ出ていた。
C抗周辺。
大きな岩に亀裂が走り、さらに崩壊が進みそうな様子が見て取れる。