サイエンス倶楽部の研修に協力しました。(7月31日)

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サイエンス倶楽部の研修に協力しました。(7月31日)

投稿日:2012年7月31日 投稿者: カテゴリー:鉱山部会 コメント:なし

今年で3回目となるサイエンス倶楽部の研修(夏季野外実習 SiO2の科学)に協力し、水晶研磨の実演などを行いました。中学生40名ほどが来県し、「宝飾」「電子デバイス」という二つの側面を持つ水晶について学びました。当法人では、講演会、実演に協力し、参加者に感動や驚きを与えました。当法人の一般会員からも研修の参加があり、喜びの声がありました。


山梨大学工学部の教室を借りて、角田謙朗先生(山梨大学講師/当法人参与)による講演「水晶を探しに行こう」を拝聴しました。
マグマ、鉱床、晶洞(ガマ)といった鉱山の特徴や、石英の種類と温度の関係等について、幅広く説明していただきました。また、山梨県の鉱山と水晶産地や百瀬コレクションの紹介といった、山梨ならではの貴重なお話を伺うことができました。



教室には角田先生がご持参下さった産地別(乙女鉱山、黒平鉱山等)の水晶原石見本も展示してあり、多くの生徒さんが手に取って興味深そうに観察していました。



角田先生の講演に引き続き、古屋正貴当法人理事(日独宝石研究所長)が「宝石学ってなんだろう~明日から使える宝石の知識~」と題した講演を行いました。
始めにルビーを例に挙げて天然石、処理石、合成石、模造石の違いを学んだ後、具体的な見分け方についてお話いただきました。



1.物理特性(比重検査)、2.光の性質(屈折率・偏光・分光検査)、3.蛍光・散乱光反応(紫外線蛍光検査)、4.成長構造(拡大検査)といった石の特性から、その石を壊さずに鑑別を行うそうです。1~3は特殊な機械を用いた検査ですが、4.はルーペや顕微鏡を使って人の目で判断します。実際に顕微鏡による拡大検査を体験し、合成ルビーの見分け方を確認しました。



午後からは、会場を山梨県工業技術センターに移し、当法人団体会員でもある「山梨県作り手の会」のメンバーによる職人の技を3種類見学してもらいました。
山中さんは白水晶丸玉の加工工程を、一つ一つ丁寧に実演してくれました。生徒さんたちは正確な真円の水晶を手に取り、感心した様子で眺めていました。



佐野さんは一個摺りの技法で、水晶に六角多面カットをつける技術を見せてくれました。細かいカット面を手の感覚だけで磨き光らせる姿に、生徒さんたちから驚きの声が上がっていました。



太田さんは彫刻の職人で、水晶の地蔵菩薩を作る過程を説明してくれました。様々な道具を使い分けながら、絶妙な力加減で仕上げていくその技を、皆さん真剣な表情で見つめていました。



(職人の実演見学と並行して、工業技術センター職員の方々のご協力のもと、施設内を見学させてもらいました。古屋理事の講義でも取り上げられた宝石鑑別の装置(赤外分光光度計等)や石の切断機など、普段目にすることのない機械の使い方を説明していただきました。

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