栖雲寺の水晶大念珠見学会を開催しました。
甲州市大和町にある栖雲寺の水晶大念珠の見学会を行いました。
栖雲寺は、武田家にゆかりのある古刹で、多くの文化財を有しています。その中に水晶の念珠があり、以前より見学したいと考えていたものでした。今回、水晶念珠製作に関わる職人を含めた参加者で見学会を行いました。
栖雲寺
臨済宗の寺院で1348年開山という古刹です。
多くの文化財を有するとともに、修行の場でもある素晴らしい石庭があります。
宝物殿の中を見学する
多くの文化財を所蔵した宝物殿の中に、水晶大念珠もある。
住職から説明していただきました。
水晶大数珠
信玄所蔵との伝承がある。主球はみかん珠とも呼ばれる楕円形であり、珠数は63個、7個は小粒、2個は特に大粒、1cmのものが多数。黄色の珠も2個ある。
旧大和村の村指定有形文化財になっている。
開山 業海本浄坐像(県指定有形文化財)
目が玉眼になっています。玉眼は、水晶を埋め込んで眼を表現する技法のことで、ここにも水晶加工技術が使われています。
本尊 釈迦如来坐像(県指定有形文化財)
白豪が水晶で表現されています。(眉間にあり、仏様を特徴づける33相のひとつ。)
他にも、水晶が埋め込まれえた軍配があるとのことですが、現在貸し出し中のため、返ってきたら、また見学にいきたいと考えています。