サイエンス倶楽部の研修に協力し、講義・実演会をしました。

Home  >>  活動報告  >>  職人部会  >>  サイエンス倶楽部の研修に協力し、講義・実演会をしました。

サイエンス倶楽部の研修に協力し、講義・実演会をしました。

投稿日:2010年8月23日 投稿者: カテゴリー:職人部会,企画広報部会 コメント:なし

首都圏を中心に展開している理系の私塾「サイエンス倶楽部」が山梨での研修旅行を企画し、8月23日中学生51名が来県しました。当法人も、“山梨の水晶”への理解を深めてもらうべく、その企画に協力することとなりました。


【百瀬コレクションを見学する生徒たち】
一行はまず始めに山梨大学を訪れ、角田謙朗先生の解説を受けながら1班ずつ百瀬康吉氏寄贈の水晶コレクション(通称百瀬コレクション)を見学しました。


【宮川会長の話を聞く生徒たち】
残りの班には、当法人の宮川守会長と桑原浩幸理事が別棟の教室で水晶についての簡単な講義を行ないました。
宮川会長は水晶研磨加工技術の種類を写真入りの資料を用いて説明しました。


【桑原理事の説明を聞く生徒たち】
桑原理事は水晶がもつ右巻き左巻きの性質を実際に目で見てもらいながら紹介していました。少し難しい部分もあったかもしれませんが、生徒の皆さんは一所懸命それぞれの話を聞いていました。



また、全ての班が百瀬コレクションの見学を終えた後、教室にて角田先生の「山梨で水晶を探そう」と題した講演を拝聴しました。たくさんのスライドを見ながら、水晶の性質等を興味深く学習することが出来ました。
全体を通して、勉強熱心な生徒からは、「水晶とは何か?」、「水晶を採掘する時の注意することはあるか?」といった質問がなされ、角田先生や宮川会長が真剣に応えていました。


午後からは、山梨県工業技術センターのご協力のもと、職人による実演の見学を行ないました。特別に使用を
許可された同センターの作業場は大変広く、普段見かけることのない様々な機械が並んでいました。その中で、今回は当法人団体会員でもある「山梨県作り手の会」より、佐野敏幸さん、山中弘光さん、太田初夫さんの3名がその卓越した技を披露してくれました。



佐野敏幸さんは“連摺り”と呼ばれる技法を得意とする職人ですが、今回はラピスラズリの石を使ってカット技術を実演してくれました。(これは“一個摺り”といわれる技法です。)宮川会長がそばで簡単な解説を行う中、正確さが求められる作業の様子を、生徒たちは静かに見つめていました。


また、その隣りでは、山中弘光さんが白水晶の丸玉を製作していました。丸く形を整える作業から水晶の磨きまでの一連の手順を、詳しく説明しながら見せてくれました。ピカピカに磨かれた丸玉を実際に手にした生徒たちからは、感嘆の声が上がっていました。


さらに、少し離れた所で、太田初夫さんが水晶彫刻の実演を行ない、機械の使い方や工具の種類を一つ一つ丁寧に説明してくれました。同時に、指輪などの枠に合わせて石を加工する技術も解説しながら、積極的に生徒たちと会話を進めていました。



一日の最後には、当法人から生徒51名全員に、佐野さん製作の天然水晶ストラップを記念品として贈呈しました。
普段見ることのできない貴重な品や技術を間近で感じることで、多少なりとも水晶に対する関心を深めてもらえたのではないかと思います。これこそ、まさに当法人の目的である“周知活動”といえるでしょう。角田先生、山梨大学、山梨県工業技術センター等のご協力をいただきながら、このような研修を実施できたことは、当法人としても大変有意義でした。今後も継続的に、こうした企画を進めていく予定です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です