NPO法人設立の背景

Home  >>  山梨水晶会議の理念  >>  NPO法人設立の背景

水晶の街 山梨

CEO

 山梨県は宝飾産業が盛んな街として知られていますが、今でも山梨といえば“水晶”を連想する人が少なくありません。それはこの地に数々の水晶鉱山があり、古くから水晶を採掘して加工・研磨してきた歴史があるからです。
 とはいえ、昭和以降は輸入への切り替えが生じ、国産の需要は減少し続けています。ほんの数十年前までは当たり前のように響いていた”シューシュー“という水晶を研磨する音を聞くことも、工場の庭先に広がる原石の欠片を見かけることも、ほとんどなくなりました。せっかく若い人が職人の仕事に関心を持っても、生業として続けていく難しさがあり、後継者が育たないのが現状です。
 また、廃鉱となった水晶鉱山跡は荒れ果て、行政ですら水晶鉱山の詳細を把握していません。山梨の誇るべき財産が鉱山にあることを知っているのは、皮肉にも水晶マニアの人たちだけで、年々盗掘被害が深刻になっています。

CEO
 山梨には、少なくなったとはいえ、まだこだわりを持った腕の良い研磨職人がいます。また、水晶鉱山跡を自然遺産・産業遺産として保護活用する必要性を感じている人がいます。当法人はそうした問題意識を持った方々が集まり、水晶研磨技術の継承や水晶鉱山跡の調査・保存といった活動を進め、山梨県を再び“水晶の街”として活かしていくことを目指しています。